映画「羊と鋼の森」を見てきました!【ネタバレあり】

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こんばんは!ビー玉です。

昨日は、レイトショーで映画を観に行ってきました。

平日の21時半から24時までの上映時間で、この時間なら、いつも利用してる109シネマスなら、この時間帯いつ行っても1300円で見られます。


誰もいない映画館w

ほぼ貸し切り♪ 私を含めて3人だった・・予告が始まるまで「貸し切りか?」って思ったけど(;”∀”)

 

観に行った作品は・・・

羊と鋼の森

 

映画「羊と鋼の森」は、2016年の本屋大賞で大賞作品に選ばれた宮下奈都氏作の同名小説の映画化です。

私は小説は読みましたが、何年も前なので、すっかり内容はすっかり忘れちゃいました(;´д`)トホホ 

ただ、とても美しい文体の美しい話だなぁ・・読み終わりたくないなぁ・・という気持ちで読んだのは覚えています。

あらすじ

主人公の外村は、これといった目的もなく、将来のビジョンもないまま高校生活を送っていた・・・ある日、校内のピアノを調律しにきた調律師・板鳥の作り出す音に故郷の森の香りを感じ、魅了されます。

将来の進路をピアノの調律師と定め、調律学校に進学し、卒業後は板鳥が調律師として所属する江藤楽器店に就職します。ピアノが弾けるわけでも音楽に慣れ親しんでいたわけでもない外村は、そのことに
コンプレックスを抱えながらも「自分はコツコツやるしかないんだ」と悟り、先輩やお客さんと対峙しながら成長するお話です。

才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。

本文より

 

実は私、前職はピアノチューナーでして、かつては主人公と同じ葛藤を抱え、同じ挫折を味わい・・・ピアノとともに寝起きし、完全にワーカーホリックな日々を送っておりました。

もうね・・・外村の気持ちが分かり過ぎて客観的には見られません(;”∀”)

調律師ってね、音を聴いていると思ってる人が大半かと思うのですが(まぁ音も聴きますけど)、最も大切なのは “音の波” を聴くことです。音にはワーンワーンワーンという波があって、その波の大きさ(音)を調整するのが調律師の大切な仕事のひとつです。

冒頭、板鳥が調律した後のピアノの音が大きく唸ります。調律した後のピアノであれば、そんな大きな唸りは出ないはずなんですが、これは外村の心象風景なんだ・・・これから大きな音の波の中を泳いでいくんだ・・・と思ったら、のっけから映画の世界に引き込まれました(・∀・)ウン!!

暗い体育館・・

差し込む光・・

「弾む音」と「しっとりした音」・・

「次第にクリアになる音」

14年も弾いていないはずなのに、軽快に演奏される「子犬のワルツ」

この映画、台詞も説明も少ないのですが、音と光は饒舌(じょうぜつ)です。

音と光に注目すると、登場人物の心象風景などがとても分かりやすくなる作品だと思います。

これから観る人はぜひ、音と光に注目してご覧になってみてください・・・

 

さて、ここからは盛大にネタバレです。

しかも、私の妄想過多です。

先入観なく作品の世界に浸りたい方は、ここでお別れです。
また明日、遊びにきていただけると嬉しいです。

 

 

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映画は観たけど、他の誰かの感想も興味あるなぁ・・・

ビー玉の妄想ってどんなだ?という方は、先にお進みください。

いったんCMです。

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姉妹の葛藤

 

今回は、誰に焦点に当てていきましょうか・・・

この物語は、主人公が調律師として成長する話であると同時にピアニストを目指す佐倉姉妹の葛藤のお話でもあると思うので、佐倉姉妹に注目してみましょうか・・

姉の佐倉和音(さくら かずね)しっとりと穏やかな音を奏で、

妹の佐倉由仁(さくら ゆに)は、弾むような明るい音楽を奏でます。

和音はそんな由仁に憧れともジェラシーともいえる、なんとも言えない感情を抱いていて、妹がピアノの練習を休んでいる日でも、自分はけっして練習を欠かすことができません。

外村はそんな姉妹のいる佐倉家に見習いの調律師として7年先輩のについて訪れます。

調律後のピアノに由仁は「もっと軽くて明るい音がにしてほしい」と頼むんですが、それは自分のためでなく、姉の和音の為だとは言います。

もうね・・ここで、「ああ、ピアニストとして大成するのは姉のほうなんだろうなぁ・・」って思っちゃったんですよね(;”∀”)

天性の才能というのは神様からのプレゼントで、とてもラッキーなことだとは思うんだけど、努力なしに手に入ったものって、人は比較的簡単に手放してしまうんですよ・・・その点、苦労して苦しんで努力で登ってきた人間は、簡単に諦めることはできない・・努力し続けることこそが最強の才能だと思うんですよね(((uдu*)ゥンゥン

案の定、姉と同じ舞台で競うことになると、由仁はピアノが弾けなくなってしまいます・・・そんな由仁のことがショックで一時期ピアノを弾けなくなった和音ではありますが、努力してきた人間は強いっ!!「ピアニストになる」と復活します。

「ピアノで食べていくのは大変だよ?」という由仁に対して、

「ううん、私はピアノを食べて生きていく」という和音。頼もしいなぁ・・・

そんな、和音の奏でる音は、もうしっとりと穏やかなだけの音ではなくなっていました。

おそらく、和音は「明るさや華やかさでは由仁に勝てない」と思っていて、個性を模索していた時に無意識に避けていたんだと思います。

そんな和音の“音学” が解放されたとき・・・

最後の和音の演奏シーンは、とても美しく華やかで、圧倒されます。

由仁がピアノを弾けなくなる直前、和音にシンパシーを感じた外村は、和音のためだけに姉妹のピアノを調律してしまいます。

今までと違う音を奏でるようになった由仁は自分が姉の足枷になっているのではないか?って気づいて、姉の為に音色を譲ったように、姉の為に身をひいたんじゃないかなぁ…なんて思ったりして…

 

綺麗な音と映像に酔いしれたい人には、おススメの映画です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また明日(たぶん)(^.^)/~~~

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