いつか見た青い空

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こんばんは!ビー玉です。

知人から「ビー玉て母性強いよね」と言われてビックリΣ(・ω・ノ)ノ!

人生初の「母性」頂きました。ハイ!!
?
残念ながら私自身、そのような自覚はなかったので、「なんで?」と聞くと、「猫とか拾うやん?」という答えが・・・

う?ん・・・それ母性なんだろうか??動物愛?癖?性癖?
?
ついに人間としての包容力とか、暖かい雰囲気が滲み出てきちゃったのかと期待したんですが、軽くガッカリε-(´・д`・ ) 私もまだまだです。

 

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いつか見た青い空

 

さて、本題です。

本日はオススメの本!

 

本書はWebマンガとしてブログに発表されている作品で、書籍化の際に再構築し、書き下ろしを加えて2011年に発売されたコミックエッセイ本です。

もともと私は著者のブログ「ゆるく愛を語れ!」の大ファンで、その内容に激しく衝撃を受けて、書籍化決定の際は即予約して購入しました。

書き下ろし以外は現在もWebで読めるんですが、実際に手に取って読める本として、どうしても手元に置いておきたかったんです!!

届いた本の表紙は、晴れ渡った青空に、刺すような瞳の少女(主人公)が薄っすらとエンボス加工されていて、その何とも印象的なデザインに感動したのは今でもはっきり覚えています。

内容は、著者本人である「さり」が1歳から9歳まで過ごした、女の子ばかりの児童養護施設での日々を綴った私小説コミック。

私小説コミック・・・ちょっと変わった言い回しですが、なんとなくピッタリ!

吹き出しでキャラクター達が話しているのは、過去の出来事。それを俯瞰したように添えられるト書きは、大人になった著者が当時を振り返り考察したもの。

まさに小説とコミックの中間点に位置する構成です。

この大人になった「さり」の考察が深くて、とても考えさせられるんですよね・・・

そして、読み手である私達の子ども時代の遠い記憶をグイグイと引っ張り出してくるんです!!

?「あのときの何とも言えなかった感情は、そういうことだったのかぁ・・」的な(??)

上手く説明できませんが、すっかり忘れているけど、ずっと心に引っかかっていた棘が唐突にポロッ・・と抜け落ちる感覚というか・・・

それは酷くノスタルジックだけど、とても新鮮な・・ホント不思議な感覚です。

収録されているお話は、短編8話。

施設では仲良しで評判の姉妹なのに、母が面会に来る日だけは、仲良し姉妹の均等が崩れてしまう「ふたりぽっち」

事情により子どもと一緒に暮らせない母の切なさを描いた「裸の人形」

出会いや別れが日常だった施設で、皆が再会する唯一の方法をシスターが示します。

?「善い行いをして、天国で会いましょう」

この一言が、今後辛い人生を送ることになる「さり」を守り、小さな希望の灯火となる最終話「出会い・別れ・再会」

私としては、この3編が特にオススメ♪
?
施設での生活だけで本書は完結しますが、Webでは以降の「さり」も描かれています。
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両親に引き取られて、めでたしめでたしで終わらないのが現実の世知辛さ!

私も以前、児童養護施設でボランティアをしていた時期があるんですが、両親の元へ戻るたびに心に傷を負って帰ってくる子ども達も少なからずいて・・・

ヘタレな私は現実の辛さに耐え切れず、ボランティアは長続きしませんでした( ノД`)シクシク…それについては今でも後悔が残っています。
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そりゃぁ親子が仲良く暮らせる姿が理想だけど、場合によっては両親から引き離すことも子どもを守ることになると私は思うんですよ・・・

どうも日本の法律では、実は一見して分からない、目を背けられないような不安材料があったとしても、子どもは両親の元へ戻すのが最良だと考えられているようで・・・今は少し違うのかな?違っているといいなぁ・・

主人公「さり」の本当の困難は、施設から出て両親と暮らすことで始まります。

私の夫も少々複雑な家庭環境にありまして、子どもの頃から両親とは一緒に暮らさず、祖母と二人暮らしをしていたんですが、それを不幸だと思ったことはないそうです。たまに当時のことを自虐ネタにして、周りの空気を凍り付かせてますけどねww

おそらく、子ども「さり」が安心して暮らせた唯一の場所は児童施設。そこでの記憶を宝石のように・・大切に綴った「いつか見た青い空」。

激しくオススメです!

私は子どもがいないので、子育ての苦労は知りませんが、大切に子どもを育てている!ただそれだけで世の親御さんたちは立派だと思う!!

本日は以上です。最後までお読みただき、ありがとうございます。また明日(たぶん)

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コメント

  1. ボニー より:

    優しさがにじみ出ているからお友達の一言があるのかな~~(^0_0^)
    世の中いろいろな世界があるんですよね。あまり実感していなかったけれど養子のミーシャとおばさんを見ていると・・本物の親子ではないけれど、情深いというか・・私にできるかな?と考えさせられた今夏だったのです。

    • ビー玉ビー玉 より:

      ボニーさん、おはようございます♪
      コメントありがとうございます(≧▽≦)
      そうそうミーシャちゃんのことは気になってるんですよ!!
      すこしづつ、信頼関係が深まってゆくといいなぁ・・って
      私も以前は養子を迎えようと思っていたんだけど、夫が否定的だったので諦めました。
      今思うと(夫の病気)、それで良かったなぁって思うんだけど、ちょっとだけ心残りw(;´∀`)

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