泥のように眠れる映画「大いなる沈黙へ」

映画

にほんブログ村 スイーツブログ コンビニスイーツへ

にほんブログ村 スイーツブログ コンビニスイーツへ

こんばんは!ビー玉です。

深く眠りすぎて、朝起きたら身体の動かし方が分からない・・・と、思ったことはありませんか?

あれ?どうやって身体を起こすんだっけ? あれあれ・・? って軽くパニックになるくらい・・そんな時、「泥のように眠る」なんて言ったりしますけど、まさにそんな感じです。

あっ、この場合の「泥」って、「土の泥」とは違うんですよ?!!

中国で伝説上の生き物として伝えられている、海中に生息する骨のない生き物「泥(でい)」のことだそうです。

ちなみに、「泥酔」の「泥」も同じ語源なんですよ。

私は今朝、まさに「泥」の如く目が覚めました。
?
身体だけでなく、脳が疲れちゃったりすると、こんな風になるんですが・・そういえば以前、とある映画を観終わった後にも、こんな風になったなぁ・・と、思い出しまして。本日は、その映画について書いてみようかなと思います。

 

 

ちょっと特殊な映画なんですけど、DVDも販売されているし、動画配信サービスでも簡単に視聴することができます。だけど、決して誰にでもススメられる映画ではありませんし、この映画を自宅のテレビで見て、これから書く効果と同じ効果が得られるとは思えませんが・・・ とりあえず書いちゃいますね(;’∀’)

 

映画の舞台は、世界で最も厳格と言われている、グランド・シャルトルーズ修道院。そこで暮らす修道士達の日々を追ったドキュメント映画です。

この修道院では、院内での会話は禁じられ、日々の作業も食事も基本ひとり。

修道士達は、現代に生きながらも中世さながらの自給自足生活を送りつつ、ひたすら祈りを捧げる毎日。

照明なし、ストーリーなし、聖歌以外の音楽なし、ナレーションなし…

映画のコンセプトは、「静寂と旅する映画」です。

観ているうちに時間の感覚もなくなり、ただただ静寂だけが、ゆったりと流れる・・3時間・・・

そう・・よりによって!w 3時間の超大作なんです( ̄▽ ̄;)

言葉で説明されるよりも、とりあえず予告編を見てもらえれば、その世界観が少しは伝わると思います。

 

 

こんな映画が面白いの?って感じですよね?。

いや?・・・・世俗にまみれまくっている私としては、まぎれもなく苦行でしかない3時間でした。
?
予告編の3分・・・このたった3分でも苦痛に感じてしまう人はいるでしょう・・・

おそらく、この苦行は外界から閉ざされた、映画館という孤独を共有できる空間でしか成立しないと思います。

時折り流れる修道士達の聖歌が眠りへと誘い・・ひたすら睡魔という煩悩との戦いが3時間!!

そこかしこから聞こえてくる、気持ちよさそうな寝息・・・いや、もはやイビでさえも、甘美な眠りへと誘う逃れられない歌声に思えます。

なんとか目だけは開けていられたけれど、脳内の思考は止まっているといった感じ…段々と、寒さも暑さも感じなくなるような・・

たぶん、深い深い瞑想に近い感覚なのではないかと思います。

映画を見観終わった後の爽快感は、ある種の感動ですらありました。

日頃のモヤモヤが嘘のようにスッキリとしていて、自分でも ビックリ(?°?°?) なんじゃこれ?って感じ!!

脳内がトリップして、3日間ほど修道院で修行してきたかのような、そう勘違いしちゃったとしか思えないほどに不思議な感覚です!!

滅多に電車では眠らない私が、帰りの車中で泥のように眠ってしまったのは映画のヒーリング効果なのかはたまた苦行疲れからだったのか・・その真相は謎です。

個人的にはドロドロした人間ドラマを愛しているので、「清貧」は守備範囲ではないんですが、身体(脳?)はこういう癒しを求めていたのかもしれません。

この非常にマニアックで激しく人を選びそうな内容の映画ではありますが、実は空前のヒット作となって、東京では長蛇の列ができたとか・・・私が観た映画館でも開場20分で1日の上映すべてがチケット完売間近となってました!!

映画を観た人の中には、魂が救われた・・・という人もたくさんいたそうです。

たしかに・・自分の持ち物はもちろん、人とのコミュニケーションすら禁止され、それでもなお、これほどまでに美しく、清廉に研ぎ澄まされて人は生きられるものなんだ・・という感動はありましたけど、同時に世の中には救済を求めている人がいかに多いのか・・と、驚いたんですよね・・うーん、みんなコミュニケーションに疲れているのかな?コミュニケーションを禁止された空間に、孤独の癒しを感じていいたのかも・・

私?いつも単独行動ですけど何か?気楽ですよ?

私が訪れた映画館は、大阪の歓楽街の一角にある小さなシネコンで、映画を観終わったあと、雑多な街並みに「現世に戻って来られた」という何とも言えない「安心」を感じちゃったんですけどね・・・(´▽`;) ‘`,、’`,、

最近、魂が疲れちゃったなぁ・・と感じている人は、部屋を暗くして、すべての煩悩を断ち切り、3時間の苦行に耐えてみるといいかもしれません。

余談ですが、映画館には高校時代の恩師であるシスターが来られていたんですが、上映中は気持ちよさそうに眠ってらっしゃいました( ̄▽ ̄;) 煩悩に負けとるがなw

 

 

本日は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また明日(たぶん)(^.^)/~~~

 

 

 

 

 

 

 

**ランキングサイトに参加しております**
ブログランキング・にほんブログ村へ
**ランキングサイトに参加しております**
ブログランキング・にほんブログ村へ
映画
ビー玉をフォローする
箕面船場阪大前駅から おっちょこさんぽ

コメント

タイトルとURLをコピーしました